-オリーブオイルの大規模な観察研究-
さて、健康な食事には
①「積極的に摂るべきプラスの食品」
②「積極的に摂らない方がいいマイナスの食品」
③「摂りすぎなきゃどっちでもいいフラットな食品」
この3つがあります。
本日は①のプラスの食品、さらに人間の3大栄養である「脂質」についてのご紹介。
皆様にはまず、オリーブオイルの素晴らしさを示した情報を共有しますッ。
大変参考になるのが2022年の調査で米国の男女(主に医療従事者)約92,000人のも28年も追跡した2つの大規模研究{1}を分析したもの。
これはオリーブオイルを1日に大さじ1/2杯(7g)以上摂取する人とほとんど摂取しない場合を比べた時
・心血管系死亡リスクが19%低下
・アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患による死亡リスクが29%低下
・呼吸器疾患による死亡リスクが18%低下
・癌による死亡のリスクが17%低下
という素晴らしい結果に
ー研究者チーム曰くー
マーガリン、バター、マヨネーズ、乳脂肪を毎日10グラムずつ同量のオリーブオイルに置き換えるごとに、あらゆる原因による死亡リスクが13%から20%低下すると推定しておられます(トウモロコシ、サトウキビ、大豆、キャノーラなどの他の油と置き換えても同様の効果が見られた)
血管系がきれいになる=アンチエイジングと認識している僕としては血管系の病気の予防や改善に効くということはアンチエイジングにもなるのでは?と考察しております。またここからは小規模な研究にはなるのですが、参考までに見ていきます。
-体重も痩せる可能性-
次にダイエットにも効果的であると示唆された割と小規模ではあるが信頼のおけるRCTの研究をご紹介。
これはブラジルの20代後半の過体重および肥満の41名の女性を対象とした研究[2]で参加者たちは、同じカロリー制限を敷かれ毎日25mlのオイルを含む朝食ドリンクを摂取。
大豆油のグループと、EXVオリーブオイルのグループに暗に分かれ9週間生活してもらいました。
さて、9週間後の結果どうなったかといいますと
EXVオリーブオイルグループの女性は、
大豆油グループの女性よりも有意に多くの脂肪が減少した(2.4キロ vs. 1.3キロ)とのことに。
更に高血圧の方にはうれしい拡張期血圧も低下。(-5.1±1.6 mmHg vs. +0.3±1.2 mmHg、P = 0.011)
またオリーブオイルを含む地中海食を摂ることでうつ病リスクも低下
中等度~重症のうつ病と診断された男女56名(平均年齢40歳)を対象にした研究[3]
食事を質の悪い食事から1日大さじ3杯のオリーブオイル、フルーツ、豆類、全粒穀物、魚を増やした食事(いわゆる地中海食)をしてもらい3ヵ月間生活をしてもらったところ
地中海食摂取者の32%がうつ病の基準を満たさなくなった(うつ病症状の平均11ポイント低下)
対照群(社会的支援)では寛解を経験したのはわずか8%。との結果。
もちろんオリーブオイル単体の結果ではないので何が要因かは実際は不明なものの一つの要素であることは間違いないと思います。
と挙げれば切りがないのですが、かなりEXVオリーブオイルは有能であることが分かります。
-オリーブオイルを選ぶ基準-
オリーブオイルを摂取することが良いのは感じていただけたと思いますので
次は選ぶ基準についてのお話
①油なので当然、酸化していないもの
これは細かく言うと、遊離脂肪酸含有率、純度(脂肪酸組成)、過酸化物価、紫外線吸収率などがあるのですが、この辺の細かい話は長くなるので置いておきます。笑
具体的にはボトルの色味が茶色か濃い緑でカバーされいているものを選びましょう。
②ポリフェノール量が多いもの
これはいわずもがな。ただポリフェノール量が多すぎると”辛い”のでサラダの味を邪魔しない程度の中等度のポリフェノールが個人的はお勧めです。
③100%ピュアなEXVオリーブオイルであること
スーパーに並んでいるオイルは混ぜ物だったり、棚に置かれている時点で酸化している可能性もありますので、注意が必要になります。
④コスパ
やっぱり続けるのにはコスパ。重要。
以上この4点を気を付けて選び抜きオリーブオイルを選んでいきます。
-エキストラバージンオリーブオイルのお勧め-
カークランド オーガニックEXオリーブオイル(2,000ml)
酸化度のグレードは最高品質ではないものの、味・値段・品質とバランスがよい。
ボクも普段コチラをサラダに使っているのですが、程よいポリフェノール量で味も香りもちょうどサラダを邪魔せず、素晴らしい逸品です。
是非日常用にドバドバ使ってみて、お塩とオリーブオイルだけでサラダに合わせてみてください。
他にもおすすめがあるのですが、またの機会に発表していければと思いますッ
ではまたッ