About

田代健斗という人について

1.栄養学をはじめたきっかけ

ボクは鍼灸師として10年以上に渡りたくさんの方を治療してきました。

ヒトは、痛みや苦しみが取り除かれると、とても安心し幸せそうな表情になり、心からの感謝をいただくことも多くあります。

その経験からヒトって心身ともに健康であることが1番いい状態なんだと肌で実感します。

鍼治療を施し外側からのアプローチでたくさんの患者さんを治していく中、ボクの患者さんでも多い関節リウマチや喘息、うつ病などの原因は腸内環境の悪化のせいかもしれない。という情報に触れます。

しかし世の中にはたくさんの”健康情報”が乱立していて、食事法やダイエット法だけでも一体いくつあるのか。何を指導すればよいのだろうか?もちろん適当なことは言えず、自分も患者さんも納得するものは何なのか?そんな思考が頭の中をめぐっていました。

そんな中、鍼灸師の友人に紹介されたのが「パレオな男ブログ」当時Webでただキーワードを打ち込んで調べていただけのボクにはとても衝撃的で、論文ベースの考察は分かりやすい上に、納得感があり、巷でどっちつかずになっている疑問に的確なアンサーを与えてくれました。

この「パレオな男ブログ」をきっかけに自分でも論文を読む習慣をつけ、科学の裏付けや、理論の裏付けがあるものを選択することができるようになりました。

今はこの論文ベースの栄養学を患者さんやSNSでフォローしてくださる方々にお伝えし、内側からも痛みや苦しみも取り除けるようサポートしています。

2. 論文の大切さ

先ほどもお伝えした通り栄養学を語る上で一番大切にしていることは論文ベースであること。

ボクは研究員ではありませんし難しい科学は余計にわかりません。だからこそ特化した詳しい専門家が周りに分かるようにまとめてくれている文献をありがたく活用させていただいております。

論文はさまざまなデータのカタチがありまして、論文の信頼度についてはコチラでまとめておりますので一度目を通していただけると幸いです。

当ブログではなるべくRCT(ランダム化比較試験)の論文を中心に、できれば複数のRCT研究結果を統合し、解析してくれている”系統的レビュー(メタ分析)”を重視し判断の参考にしております。

もちろん数値で測れないことも世の中にはありますので、一つの判断材料として役立てていただければ幸いです。

3. 一番意識している”シンプルであること”

2014年にハーバード大学のカッツ博士の論文で、さまざまな食事法があるなかでその根幹となる部分は何なのか?を説いたものがあります。博士曰く

最も健康的な食事は精製された糖質や砂糖を使わず、加工品は最小限にし、主に植物を摂り、お肉や魚、乳製品を自然のカタチで摂ることである。

と仰っていて、パレオな男である鈴木祐さんはこれを

何よりも大切なことは『カロリーの質』である。

と仰っていて、1㎉の中にどれだけ栄養素が含まれているかに重きを置いております。

ボクはこれらの言葉を自分のレシピと照らし合わせ

シンプルであること』と考えました。

味付けは素材の味をシンプルに塩とオリーブオイルのみ。じゃがいももさつまいもも鶏肉、野菜もその形のままにシンプルに調理をしています。

理論や論文の難しい言葉は回りまわって『シンプルであること』と集結されたわけです。

4. 心身ともに必要な“1日野菜800g”

2017年ハーバード大学やロンドン大学が行ったメタ分析で欧州からアジア圏の200万人のデータをまとめたものの結論。

“1日200gの野菜を増やすごとに10%全死亡率が下がる”

そしてこれが800gまでは更に下がっていくというので野菜を食べない人と食べる人とでは最大40%病気のリスクが減っていきます。

幸福度と野菜フルーツにも相関があり2018年に発表された論文で

”野菜やフルーツを食べれば食べるほど人生の満足度は高まる”1日片手8個分の野菜やフルーツを食べよう!

という結論もあります。

幸福度を高め病気のリスクを減らし、心身ともに健康であることを目指していきましょう。

5. “カラダと対話する”

いくら科学的に正しいといっても最終的にはこの食事法が、素材が、自分に合っているかどうかが大切。
論文から学んだことを自分なりにどうカラダに落とし込むのか、そしてどんな反応をするのか。そこの意識を高め、自分のカラダと対話することが重要になります。

ここにある食事法は、なるべくカラダに侵害がないように設計されておりますので、無理なく続けられるとは思いますが、今までの食事の報酬系が高めの食事をしていた人にとってはやはりパンチが足らないと感じるでしょう。しかし徐々に変化が出るはず。その変化を感じてほしい。健康への近道など決してないんです。安直な商品やサプリに騙されないようにしてください。このブログやボクのアカウントには”続けられるためのコツ”がたくさんあります。これからともに勉強していき、新しい食生活のはじまりをこのサラダとともにどうぞ。

6. はじまりのサラダ

以上長くなりましたが、さまざまな理論を経て具体的にできあがったのがこの“はじまりのサラダ”

人々の心身の健康に寄与し、”ココロとカラダがまるで浄化されるような体験”と”お腹いっぱいなのに罪悪感がないという感動”を一人でも多くの方に愉しんでもらえたら光栄です。

さらにこの食事法がこの話を読んでくれた方々に呼応し、その人自身が試し、さらに”その人の大切な人に繋がっていく”そんな好循環が生まれる。そんな幸福の連鎖が繋がって、生まれますよう。

 

あなたにとっての“はじまりのサラダ”

自然をシンプルに活かし、はじめてみませんか?

はじまりのサラダ社主宰

田代 健斗