参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%83%9E
細胞のことを学び直すのはきっと中学生の理科以来か、高校の生物以来でしょう。笑
当時は暗記してればいいやって思ってたものの、栄養学を学ぶには3大栄養素よりも基礎だとボクは思います。
ここを抑えて細胞に栄養を与えることができるようになれば、最高の体調を手に入れることができるでしょう。
各細胞の役割は面倒だったら、なんの構成成分でできているのかを分かってもらえれば十分です。
では参りましょうッ
⓪細胞膜(二重リン脂質構造)
ちょっとこの図にはないんですが、この図の外ですね。
細胞膜とは細胞一個一個を包んでいる膜で、二重リン脂質構造になっておりまして構成性成分としては
リン脂質45%(細胞内外を疎水性にして守っているのと区切っている)
タンパク質50%(細胞内外をやり取りするときに役立っている)
糖5%(ネームタグみたいな役割)
つまり細胞膜のほとんどタンパク質と脂質だということがお判りいただけましょう
やっていることは
1,細胞の内外の栄養や水分をやりとりし調節している
2,細胞の中を守っている(内部を維持している)
※酸素や二酸化炭素はそのまま通過できるが、電解質(Na.K.Mgなど)は通過できない
という感じです。
①核(二重リン脂質構造)
核はDNAを格納している倉庫みたいなもの。細胞の遺伝情報の保存と伝達を行い、ほぼすべての細胞に存在してます。構成成分は3細胞膜と同じタンパク質、脂質、少しの炭水化物となります。
①DNA(アミノ酸塩基の二重螺旋構造)
全ての生きとし生ける生物の遺伝情報が刻まれている場所。
構成成分は全てアミノ酸でできております。
DNAはその遺伝情報を使って、外から得たアミノ酸を材料タンパク質を合成するスタートを切ってくれます。
②核小体(アミノ酸)
核を収めている細胞。これもアミノ酸でできている。
③リボソーム(RNAとタンパク質複合体)
RNAはDNAを転写して核の外に出したもの、タンパク質複合体はタンパク質に糖を添加したもの。
リボソームはタンパク質合成に役立つ。
④小胞(細胞膜と同じ二重リン脂質構造)
リソソームや液胞などを貯蔵している
⑤小胞体(細胞膜と同じ二重リン脂質構造)
リボソームがくっついている小胞体で基本細胞膜と同じつくり。核の周りにあり、タンパク質合成に役立つ
⑥ゴルジ装置orゴルジ体(二重リン脂質構造)
⑦細胞骨格フィラメント(タンパク質)
筋細胞のもと。細胞のカタチ骨格を担う。
⑨ミトコンドリア(脂質二重層・タンパク質)
ATPを作る細胞。酸素を使って高分子のアデノシン三リン酸を生成。ヒトにおいては、肝臓、腎臓、筋肉、脳などの代謝の活発な細胞には特に多くのミトコンドリアが存在し、細胞質の約40パーセントを占めている。全身の平均では、1細胞中に300個から400個のミトコンドリアが存在し、全身で体重の約1割を占めていると概算されている
⑩液胞
⑪細胞質[水分・塩・低分子の有機化合物(アミノ酸・脂肪酸・グルコース・アルカロイドなど)]
細胞質基質はどちらかと言えば細胞の基礎的な代謝機能の場となっている。
⑫リソソーム(タンパク質・ミネラル・糖)
細胞内をお掃除してくれる良いやつ。
⑬中心体(タンパク質)
タンパク質合成に役立つ。
つまりほとんど、細胞内の成分は【タンパク質と脂質】
①~⑬までバーッとみていくと、細胞内の器官はほとんど脂質とタンパク質でできている。また細胞質(細胞の隙間)には水分が当然ながら入っていて、浸透圧を作る塩分が入っていて、さらにPhも関係してるミネラルも含まれている。ポリフェノールであるカルテノイドも細胞内を潤していることが分かる。
糖は一番細胞内には少なくネームタグみたいに使われていることが多く、ここでは表現してないのだが、免疫やホルモンなどに多様に使われている。
摂るべきは糖質よりも脂質とタンパク質
とゆうことで何が言いたかったといいますと、糖質も必要ではあるものの、37兆個の細胞1つ1つに栄養を与えると考えると、やはり脂質とタンパク質である。ただし酸化したタンパク質や脂質がこの細胞内に入ってしまうとなると、細胞膜や核の仕事がしっかりされず、DNAすら傷つけてしまう可能性がある。なるべく細胞に苦しい思いをさせず、気持ちのいい働きをしてもらうためにも、良質な脂質とタンパク質を毎食摂ることがとても大切と言えましょう。
もちろん糖質も大切な成分ですので、栄養価の高い糖質(野菜、果物、穀物)をとることも大切です。
ではまたッ